お墓は昭和中期を境に使用する石材や工法ががらりと変わりました。静岡県東部では、地元で採れた柔らかく加工しやすい石を使用したお墓が残っており、丈夫な御影石に交換したいというお問合せは多いです。
代々引き継がれてきたものは活かしつつ、お墓参りのしやすい、やさしい設計をご提案いたします。
Before
夫婦で1基の石碑を建てる旧式の墓石
After
家族単位でご供養できる墓石にリフォーム!
リフォームの流れ
ご来店いただくか、各種お問合せ方法にて、ご依頼ください。その際、墓地の場所や寸法等をお知らせいただければ、より正確なお見積りを作成することが可能です。
現在のお墓の寸法測定と状況確認を行います。まわりのお墓の構造や高さ、クレーンなどの重機と石材の搬入経路を確認いたします。
お客様のご希望と墓地の状況を吟味し、プロの目線から見た最適なご提案をいたします。お打ち合わせ時には、完成予想CGと図面を交えてご説明させていただきます。
墓石に使用される石材の採掘状況は、常に変化しています。お客様のご要望を第1に、その時点で採掘される最適な石材とそのお見積りを数種類ご提案いたします。
こだわり1. 最新の耐震施工
耐震ボンドやステンレス結合金具は標準仕様。特許取得済の地震ゲル「泰震」の正規代理店です。
こだわり2. 環境の良い納骨室
空気を循環させる換気口や、湿度を調整する特殊な砂利を使用して、居心地の良い納骨室を作ります。
こだわり3. 国産ステンレス金具
花立金具や線香皿には、金属加工で有名な新潟県燕市産のステンレス金具を使用しています。
墓石に刻む文字やイラストを打合せします。彫刻は墓石の仕上がりに関係する大事な要素ですので、当店では特に力を入れています。
墓石の仕様が決定しましたら、御見積書に沿った契約書を交わします。具体的な納期、それに伴った予定も契約時に調整いたします。
採掘された石材を切り出し、墓石に使用する各部材に成型していきます。最終的には、石材表面を複数の研磨板で艶出しを行うことで、鏡のように光沢した墓石部材が完成します。
僧侶に現在使用している墓石の魂抜きをしていただきます。工事に伴い取り出したお骨は、寺院に保管していただくか、ご自宅に安置します。
- 僧侶へのお礼
- 生花
- 線香
- その他儀式に必要なもの
- 段ボール、新聞紙など(お骨を車に乗せる場合)
魂が抜き終わった墓石を解体します。処分する石碑は、名前がわからないように細かく砕きます。リフォーム後にも使用する石材は工場に持ち帰り洗浄します。
墓石の土台である、基礎コンクリートを打設します。地面を掘削し、転圧した後に、鉄筋を配管しコンクリートを平打ちします。
基礎中央は、お骨を納める納骨室と地面がつながるようコンクリートは打たずに空けておきます。
工場で加工した石材を、墓地の状況にあった重機を使い分けながら組み立てていきます。石と石の接合部分には、ステンレス金具と免振ボンドを使用し、耐振性をもたせた施工を行います。
完成したお墓を現地にて、ご確認していただきます。特に問題がなければ、お引渡しの後、納骨日のお打ち合わせをいたします。
完成した墓石(石塔)は、僧侶に入魂(開眼)していただくことで、はじめてお墓として使用することができます。新しい墓石への納骨は、初めに開眼供養を行い、その後、お骨を納骨いたします。
納骨後にはご焼香を行い、一連の式が終了いたします。